結果報告書まるわかりセミナー


「自分がコントロールしたい人」なのに「運や他人まかせ」。どちらが本当?
Locus of ControlがInternal傾向で、「周囲の出来事を自分がコントロールしたい人」と出ているのに、GIALの楽観性のコメントでは、「運や他人まかせに流れがち」と反対のコメントがでています。どちらが本当?

Internalのコメントを重視してください。
Internalのコメントを重視してください。なぜなら、GIALで「楽観的」と出た人には、『どうにかなるだろう』という運や他人まかせ的な考えの人と、過去の成功体験にもとづく自信がある人の2通りが考えられるからです。
Internal傾向の強い人は、「自分でなんとか出来る」という自信が「楽観性」につながっていると考えられます。ですから、Internalのコメントを重視して受け止めてください。

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「楽観的」なのに「慎重性」。どちらが本当?
Locus of ControlではExternalのコメントで楽観的とでているのですが、GIALでは慎重性とでています。どちらが本当?

言葉の示す意味が違うだけ。どちらも本当です。
それぞれの言葉の示す意味が異なります。
Externalでいう楽観的は、失敗を自分の責任とは考えない「気楽さ」という意味です。一方、GIALでいう慎重性は、リスクに対してどう準備するかという心構えを指しています。
この場合、問題が起これば「何とかしなくちゃ」と十分に準備する一方、もしそれで失敗しても「ついてなかったな」と落ち込むことは少ないということになるでしょう。

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ExternalをInternalに変えたいのだが。
新聞などを見ていると企業からは「自立した人材」が求められており、Internalの結果が出たほうが良いように思えます。ExternalをInternalに変えるには、どうしたらよいのでしょうか?

傾向に優劣はありません。あなた特有の価値観を大事にしてください。
Locus of Controlの結果に優劣はありません。また、「自立した人材」=Internal傾向ということでもありません。Internal傾向は、自分の運命を人にゆだねたり、運に頼ったりすることを嫌う傾向があるということです。自分がやったことは、きちんと評価してほしいと思っているのです。ですから、個人プレーが評価され、個人の目標が明確な職場のほうが向いているといえるでしょう。逆にExternal傾向は、人と協力して何かを成し遂げたいという傾向があります。自分以外の人の意見も柔軟に受け入れて、よりよいものを作り上げたいと思っているのです。ですから、チームプレーを重視し、個人の評価よりもチームやその組織の評価が大切なのです。
アメリカ人と日本人を比較すると日本人はExternal傾向が強い文化・風土を持っているといえるでしょう。けれどそれは、アメリカ人と日本人の優劣を決めるものではまったくありません。また、Locus of Controlは、その人の遺伝的特質や生まれてから今までの体験・経験から養われた価値観なので、変化にはさらに多くの経験や、比較的長い時間が必要と考えられます。

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Carrer Directionの5指標が同じくらいに高いのです。
私はCarrer Directionの5つの指標すべてが同じくらいに高いのですが、どうしてですか?

この指標は、経験や環境によって変わりやすいものです。
まだ学生であるあなたは、自分の将来のキャリアプランが明確でないために、すべての指標が同じレベルで表れたのではないかと思われます。すべてのキャリア志向を満たす職業はないといってよいでしょうが、今後、自分自身のやりたいことが明確になれば、キャリア志向は変わっていきます。この指標は、経験や環境によって変わりやすいといわれています。他の指標を参考に自己分析をし、また複数のアルバイトをしてみるなど経験を重ねることで、あなたのキャリアプランも見えてくるのではないでしょうか?

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「安定志向」で「Uncertainty」って、矛盾なのでは?
私はCareer Directionでは安定志向が高いのですが、GIALでは不確かさを求める傾向が強い(Uncertaintyな)タイプだと出ました。矛盾していませんか?

矛盾ではなく、「何に安定性を求めるか」の違いと考えられます。
R-CAP事務局が行った分析では、Career Directionの安定志向とGIALの不確かさの志向には、逆相関が認められました。つまり、一般にはCareer Directionの安定志向が高ければGIALの不確かさ志向が低くなる傾向があります。しかしながら個別に見れば、そうならない人がいるのも事実です。
Career Directionの安定志向は、あくまでもキャリアにおける安定志向です。安定した雇用、仕事とのバランスをどのくらい求めているかを測るものです。一方、不確かさ志向は定義上、変化志向、楽観志向、多様性志向、未知に対する志向の総合指標として扱っており、生活全般が対象です。雇用の安定を望みながら、職場における変化、刺激を求める人も多いと思われます。

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なりたくない仕事が上位に出てきました。
営業職には絶対になりたくないと思っていたのに、Job Fitting Indexの上位に営業職が固まって出てきました。どういうことなのでしょうか?

仕事をイメージだけでとらえていませんか?
あなたの考えている営業職のイメージはどんなものなのでしょう? 営業職は商品や営業形態によって働き方が全く違います。あなたと似ている「興味・志向・価値観」を持っている人は、いろいろな形態の営業職で満足し、生き生き働いている人が多いことをこのデータは客観的に示しています。あなたが、さまざまな営業職の情報を調べた結果「絶対にやりたくない」と思うのであれば、あなたの意思を大切にしてください。イメージだけで判断しているのだとすれば、いろいろな営業職に就いている先輩に具体的な話を聞いてみることをお勧めします。

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今まで考えたこともない仕事ばかりが上位にきたけど…
Job Fitting Indexの適合度ランキングの上位に入っている職種は、今までに考えたことがないものばかりでした。本当に信頼してよいのでしょうか?

職種名にとらわれず、仕事の内容や傾向を分析してみてください。
あなたの「興味・志向・価値観」に近い人々がどんな職種で満足し、生き生きと働いているかを知ることは、自分自身の適性を知るための一つの手掛かりにすぎません。あなたは、上位にランキングされた職種についてどれだけ具体的な情報を持っているでしょうか? 上位20職種程度の中であなたが気になったり、興味を持った職種について「ジョブカタログ」で調べてみたり、具体的な情報を調べることをお勧めします。職種名にとらわれるのではなく、どんな企業で、どんな人々を対象にして、どういう働き方をするのかを調べてみましょう。

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志望している仕事の適合度がとても低いのですが、あきらめるべきですか?
教師になりたいと思っているのですが、Job Fitting Indexの結果では適合度がとても低いという結果でした。「適性がないからあきらめたほうがよい」ということでしょうか?

適性がないのではありません。仕事研究をして、前向きに考えて。
Job Fitting Indexは、現在教師として働いており、教師の仕事に満足していると回答した方の「興味・志向・価値観」に関するデータを統計的に処理をして、あなたの「興味・志向・価値観」データと比較し、似ている傾向があるかどうかを偏差値で表しています。ですから、あなたの適合度が低いということは、現在教師として満足されている方々とあなたとの間には「興味・志向・価値観」に差があるといってよいでしょう。
しかし、だからといって適性がないとは言いきれません。たとえば、現在の教師像を変革していきたいと考えている人は、適合度に差が出てもおかしくないからです。また、一口に「教師」と言っても、「興味・志向・価値観」は人によって当然違いますから、個性的な教師になれる可能性だってあります。
しかしながら、「興味・志向・価値観」に差が出ると、職場であなたのことを理解してもらいづらかったり、受け入れてもらえなかったりすることも予想されます。まずは「ジョブ・カタログ」で職種研究をしたり、実際の先輩訪問などを通してその仕事の中身を研究してみましょう。その上で、その仕事に就きたいという結論が出たら、ぜひ前向きに頑張ってください。大切なのは自分でそれぞれの職種を研究した上で仕事を選ぶことです。

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専門的な資格の必要な仕事が1位に来たけど、今からでは資格は無理。
Job Fitting Indexの1位に「医師・歯科医師」という結果が出ました。医学部に進んでいるわけでもなく、今さらそんなことをいわれてもという感じがするのですが。

R-CAPは、「スキル・能力・資格」については考慮しません。
Job Fitting Indexの結果を見るときに、一番上に出た結果だけにとらわれないでください。R-CAPでは、その職種に必要な「スキル・能力・資格」については考慮していません。なぜなら「人は好きなことであれば自らスキル・能力・資格を身につけていくことができる」と考えているからです。もしあなたがこの結果を見て「医師」を目指したいと考えるのであれば、卒業後に医学部を受験し医師を目指すことも選択肢となるでしょう。第一位の職業だけでなく適職上位(1〜20位くらい)を目処に、自身の可能性を広げてみた上で、あなたの価値観と実現可能性を評価し、最終的な意思決定をしてください。

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やりたいことが多くて職種を絞り込めません。
いろいろな仕事に興味があり、どれもやってみたいと思っているのですが、絞り込むことができません。Job Fitting Indexの上位職種が私に向いているということでしょうか?

「職業志向性」をヒントにやりたいことを絞り込んでは?
あなたの適性は誰にも決めることはできません。あなた自身が何をしたいのかをじっくり考えることがとても重要なことです。ひとつのヒントとして、Job Fitting Indexの上位職種やR-CAP結果報告書の15ページにある「適合上位20職種に見る職業志向性」データが参考になると思います。このデータのポイント合計が高い項目を参考にしてください。たとえば感性・クリエイティブ志向が高いようであれば、それを活かせると思われる職種(たとえば、雑誌編集制作やインテリアコーディネーターなど)についての具体的な情報収集を行ってみてください。

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